July 2024
Springer Nature社が問題のある研究コンテンツを検出するAIツールを導入
Springer Nature社は、研究論文の中のAI生成コンテンツや問題のある画像を検出する2つの新しいAIツール、GeppettoとSnappShotの導入を発表しました。Geppettoは論文のセクション間の一貫性を分析するツールで、AIが生成したテキストである可能性をスコアで示し、スコアが高いセクション、つまり人間によるチェックが必要なセクションを特定するのに使われます。SnappShotは画像の整合性を分析するツールで、導入当初はゲル画像やブロット画像の複製チェックに使用され、将来的には他の種類の画像にも使用が拡大される予定です。
どちらのツールも疑わしいコンテンツにフラグを立てることで不正な論文のパブリケーションを防止し、研究のインテグリティを維持することを目的としています。重要なことは、これらのAIツールが投稿論文を査読に進めるべきかどうかの判断を下すのではなく、人的チェックが必要であることを編集スタッフに知らせるためのものであるという点です。
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