December 2022
スティグマ(差別・偏見)の軽減を図るため、WHOがmonkeypox(サル痘)の名称をmpox(M痘、エム痘)に変更して用いることを決定
世界保健機関(WHO)は、今後12か月間で、同機関が発信する情報に用いられるmonkeypox(サル痘)の名称をmpox(M痘、エム痘)に置き換えていくことを決定しました。この迅速な決定は、感染拡大中の本疾患に対する差別的で偏見を助長するような表現がインターネット上に見られたことを受けてのものです。この変更はまた、疾患やウィルスの名称に関して、名前が及ぼす不要な影響を最小限に抑え、不快感を与えないことを目的とする現行のベストプラクティスに沿うものでもあります。同様の理由で、WHOはこの感染症ウィルスの2つの変異株(クレード)の名称について、発生した地名に由来するものからローマ数字を使用したものに変更しました。この感染症ウィルス自体の正式名についても、国際ウィルス分類委員会(International Committee on the Taxonomy of Viruses)でその変更が話し合われています。
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