どんなに重要な発見であっても、それが実験ノートの中に埋もれていたり、世の中に知られることなく消え去ってしまったら、何の役にも立たず、無駄になってしまいます。例えば、1897年にErnest Duchesneが行ったEscherichia coliPenicillium glaucumの相互作用に関する研究がもっと効果的に人々に伝えられていたならば、ペニシリンの発見は数十年早まっていたかもしれません。自分の研究内容を他の研究者に伝えるための手段は、主に学術雑誌への発表です。雑誌での発表は、研究費の獲得や自身のキャリアの発展にとっても必須です。つまり、論文を雑誌に発表するということは研究を成功させるために非常に重要であり、従って、優れた文章を作成することが必要不可欠となるわけです。